妊活こと始め
もともと子どもが大好きというわけでもなかったし(どちらかといえば苦手)
男女のカップルではないから自然にできるわけでもないし、
だからなのか何なのか、20代の頃は子どもを持つ未来や可能性についてまるで考えたこともなかった。
しかし2016年頃、ふと街を歩く家族連れを見て「子ども……いいなぁ」と思った。思った瞬間、自分でもびっくりした。
……私、子ども欲しいんだ。
「子ども作ろう。だからさ、産んで」とパートナーに持ちかけると、突然の申し出に驚いていたものの、彼女も欲しかったらしく、頷いてくれた。
そこから行動を開始。
ちょうど不動産投資に興味を持っていたので、先に自宅を購入。自宅が建つ見通しがついた今年の2月から、妊活を始めた。
まず、そもそもどうやったらいいか分からなかったので、ネットで調べた。しかしその頃、インターネット上には全然情報がなかった。具体的にどうすればいいのかも、実際に子育てしてる人がいるのか、書いている人もいなかった。
絶望した私たちは、息切れしながら、どうにか「こどもまっぷ」という、子どもが欲しいLGBTQの情報収集、交換の場を発見、早速飲み会に申し込んでパートナーと参加した。
そこには、子どもが欲しいと願う沢山の同性カップル、そして既に子育てをしている先輩ママ達がいた。